第1話「熱海の景色は素晴らしい!~江戸時代には『豆州熱海十景』が出版された!」
あたみ歴史こぼれ話(本編)

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あたみ歴史こぼれ話―本編の後に
このコーナーでは、「あたみ歴史こぼれ話」で
掲載しきれなかったことを中心にご紹介します。
本編を読み進んだ後に、ご覧ください。
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【『豆州熱海十景』について】
藤原某(姓は藤原、名は不明)が熱海の噂を聞き、
実際に訪れてその景色に感動し、絵に描き、歌に詠んで、
元禄16年(1703年)に出版したものです。
原本は絵と歌が別々に掲載されていますが、
今回は熱海温泉組合(1925年設立)が創立50周年を
記念して作成した復刻版(絵の中に歌が書かれている)を
紹介します。
(出典:『熱海温泉組合創立五十周年記念出版 熱海十景 元禄十六年』)
はるの夜に 出湯のけふり 立籠て かすめるそらの 山の端の月
峯はれて みどりの春に あひおひの 松に名にをふ 都とはばや
あれはてて ぬさも取りあへず いたづらに さくらちりしく 神垣の庭
春風の しほやく煙 吹はけて つり船とをく みゆる大島
峯おがみ 霞籠たる 山寺の 花ぞちりしく 入相のかね
秋の浦や しぐれて過る にしきまで 月にきほへる 波のくれない
小山田の 稲葉露けき 夕暮に 一つらみへて 落るかりがね
はしりゆの 山の高ねを 見渡せば しぐれにふかき 田方の紅葉
あらいその 波たつ雨の くらき夜に しこもる船の 伊豆の初島
かきくもる 日がねの山は ふじに似て 木ずえにふかく 見ゆるしら雪
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