第1話「熱海の景色は素晴らしい!~江戸時代には『豆州熱海十景』が出版された!」

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号1009092  更新日 令和2年7月28日

印刷 大きな文字で印刷

あたみ歴史こぼれ話(本編)

あたみ歴史こぼれ話第1話の画像
「あたみ歴史こぼれ話」第1話(令和元年(2019年)5月号掲載)

※広報あたみの原本をご覧になりたい場合は、
以下のリンク先からご覧ください。

あたみ歴史こぼれ話―本編の後に

このコーナーでは、「あたみ歴史こぼれ話」で
掲載しきれなかったことを中心にご紹介します。
本編を読み進んだ後に、ご覧ください。

※このページで掲載されている画像は、閲覧のみ可能といたします。
 画像の保存、複製及び使用は禁止といたしますのでご遠慮ください。

【『豆州熱海十景』について】

 藤原某(姓は藤原、名は不明)が熱海の噂を聞き、
 実際に訪れてその景色に感動し、絵に描き、歌に詠んで、
 元禄16年(1703年)に出版したものです。
 
 原本は絵と歌が別々に掲載されていますが、
 今回は熱海温泉組合(1925年設立)が創立50周年を
 記念して作成した復刻版(絵の中に歌が書かれている)を
 紹介します。

(出典:『熱海温泉組合創立五十周年記念出版 熱海十景 元禄十六年』)

「熱海湯煙」の画像
「熱海湯煙」
 はるの夜に 出湯のけふり 立籠て かすめるそらの 山の端の月
「都松晴嵐」の画像
「都松晴嵐」
 峯はれて みどりの春に あひおひの 松に名にをふ 都とはばや
「聖廟山花」の画像
「聖廟山花」
 あれはてて ぬさも取りあへず いたづらに さくらちりしく 神垣の庭
「大島帰帆」の画像
「大島帰帆」
 春風の しほやく煙 吹はけて つり船とをく みゆる大島
「山寺晩鐘」の画像
「山寺晩鐘」
 峯おがみ 霞籠たる 山寺の 花ぞちりしく 入相のかね
「錦浦秋月」の画像
「錦浦秋月」
 秋の浦や しぐれて過る にしきまで 月にきほへる 波のくれない
「和田落雁」の画像
「和田落雁」
 小山田の 稲葉露けき 夕暮に 一つらみへて 落るかりがね
「走湯丹葉」の画像
「走湯丹葉」
 はしりゆの 山の高ねを 見渡せば しぐれにふかき 田方の紅葉
「初島夜雨」の画像
「初島夜雨」
 あらいその 波たつ雨の くらき夜に しこもる船の 伊豆の初島
「日金暮雪」の画像
「日金暮雪」
 かきくもる 日がねの山は ふじに似て 木ずえにふかく 見ゆるしら雪

このページに関するお問い合わせ

教育委員会 生涯学習課 網代公民館 歴史資料管理室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-48-7100ファクス:0557-48-7100
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。