【彫刻】石造三十三所供養観音像
石造三十三所供養観音像
よみ:せきぞうさんじゅうさんしょくようかんのんぞう
種別:彫刻
指定日:昭和52年(1977)4月25日
員数:1括
所在地:網代542長谷寺
所有者・管理団体:善修院
解説
この石仏群は長谷寺の前庭西側にならび、三尊仏、石塔と一連の珍しい野仏で、江戸期の観音信仰の盛んな時、地元民によって奉納されたものである。 三十三の観音像は舟形光背、浮彫り単身像で、高さ60~70cmとそろっており、面長で微笑をたたえ、一様に素朴な作柄で同時代のものと思われる。特に三尊仏は彫りが細かく優美であり、他の石仏群と異なる。
現在は一列に配列されているが、当初は凹凸をつけ西国三十三か所巡礼のおもむきがあった。 供仏塔の刻銘に「西国三十三所供佛、寛政三年四月吉日 網代勝木作左衛門 同 山本兵蔵、同 古手屋□八、同 西村文蔵、同 勝木長作、下多賀 富岡惣兵衛」とある。
引用・参考文献:熱海市教育委員会編1990『熱海の文化財』
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