水道料金の改定について
令和6年度(4月請求分)から3年間で段階的に水道料金が変わります。
本市の水道事業は、丹那隧道の湧水を始め良質な湧水と県営水道受水を利用することにより、水を供給してきました。しかしながら、給水開始(明治42年)が全国で17番目に早い創設であり、高度経済成長期に集中して設置した水道施設等はすでに更新の時期を迎えております。また、地震等の災害に備えた水道管等の耐震化も必要となっております。
これからも安全・安心な水を安定的に供給していくために、水道料金を改定いたします。なお、使用者様への負担を考慮し、令和6年度に平均10%、令和7年度に平均5%、令和8年度に平均4%の段階的な改定となります。
※令和6年4月1日納期限の水道料金については、令和6年3月請求分であり、令和6年3月31日が日曜日により納期限が翌平日である令和6年4月1日となったものであるため、改定前の水道料金となります。
新旧料金表について
水道事業の経営状況
人口減少や節水意識の浸透などにより、給水収益が減少している一方で、施設の老朽化への対応や耐震化を推進する必要があり、経営は厳しい状況にあります。
水道事業の現状と課題
水道事業の目的
水道事業は、水源を確保し、きれいな水を皆様のもとへお届けするため、水質及び水道施設の管理をしています。
給水の状況
【現状】
1 普及率
給水区域における令和3年度末の普及率は、99.9%で、ほぼ全域に普及しております。
2 給水人口
令和3年度末時点の給水人口は、34,970人です。
3 有収水量及び給水収益
令和3年度末時点の有収水量は、約8,027千㎥で、減少傾向となっております。
これに伴い、給水収益は、15億2,277万4千円で、減少傾向となっております。
【課題】
水道事業は、独立採算で運営しているため、皆様からお支払いいただいた水道料金で賄っています。人口減少等に伴い、給水収益が減少し続けますと、皆様が必要な水を安定的・持続的に供給することができなくなり、健全な経営もできなくなります。
水道施設等の老朽化及び耐震化の状況
本市の水道施設(水道管、浄水施設、配水池など)の一部は、法定耐用年数を経過している状況であります。特に水道管における管路経年化率は約40%であり、類似団体平均値と比べて高い割合となっております。浄水施設、配水池の更新には多くの費用を必要とし、工事期間に数年程要するため、老朽化及び耐震化対策が進んでいない状況です。そのため、今後も計画的に施設更新を進めていく必要があります。
審議会・市議会で審議
学識経験者や各団体からの推薦等の委員で構成される「熱海市行財政審議会」へ経営状況を踏まえた適正な料金体系等について諮問し、全4回にわたる審議会を経て、令和6年4月請求分から料金改定を行う必要があるとの答申を受けました。
審議会より料金改定が妥当との答申を受け、令和6年4月請求分から3年間で段階的に水道料金を改定する条例改正議案を、熱海市議会9月定例会に上程し、議決されました。
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このページに関するお問い合わせ
熱海市上下水道・温泉料金お客様センター(委託先)
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6485 ファクス:0557-86-6482
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