「有馬玄蕃 石場 慶十六」の刻印石

　標高270m付近で「有馬玄蕃石場の標識石」より90m程上った尾根筋にある。
　写真の3×2.5m程の大きさの石に数多くの矢穴が列状に掘られており、矢印の位置には、刻印が浅く、不鮮明であるが「有馬玄蕃　石場　慶十六」と彫られていると考えられる。
　二つの「有馬玄蕃」の刻印を結ぶ尾根の東側には多くの刻印石が確認されるが、西側には矢穴のみで刻印がある石が確認されないことから石丁場の境界を示していた可能性がある。