食でフレイル（虚弱）予防！（広報あたみ2020年8月号）

長く続いた自粛生活が招く健康への影響

フレイルとは？

加齢に伴い、筋肉の力が落ちる、内臓などの機能が衰えるなど心身の活力が低下する「虚弱」な状態を意味します。

新型コロナウイルス感染症に不安が募る生活から外出を控え、「運動不足になる」「生活が乱れて栄養バランスが取れない」など、フレイル状態に陥る人は子どもから高齢者まで多くいるといわれています。

今回は、栄養面からフレイルにならない食生活につてい考えてみましょう。

「最近疲れやすい？」　それって…フレイル状態？

自粛生活中、下記に該当する生活になっていませんでしたか？

該当する方は（　）の中にチェック！

（　）スナック菓子やジュースなどの嗜好品を食べすぎ、食事を三食食べない生活だった。

（　）テイクアウト弁当やインスタント食品の利用が増え、栄養バランスが偏った

そんな人は…「あたみ　にこやか　ください」で食べ方の偏りをチェック！

「あたみ　にこやか　ください」は、熱海オリジナルの簡単食事チェックシート。

11項目の食品群のグループごとに、1日の食べた食材に丸をつけて食材の取り方の偏りをチェックします。

簡単なシートのため、高齢者が集まる地域サロンなどで活用されており、食材をまんべんなく食べ栄養バランスを整える意識付けになります。

＊添付のチェックシートを活用してみましょう。

 

 

「主食」「主菜」「副菜」が揃った食事が一番！

3つのお皿を揃えることで栄養バランスが整います！

1.「主食」：　エネルギー源。食べ過ぎは肥満のもと。

2.「主菜」：　肉・魚・卵・大豆製品はたんぱく源。フレイル予防には欠かせない栄養素。

3.「副菜」：　野菜・キノコ類・海藻類。食物繊維が摂れ胃腸の健康に繋がる。ビタミン・ミネラルは体の調子を整える欠かせない栄養素。

作ってみて！　「サバのスパイシーそぼろ」

作り置きに最適！栄養たっぷり！

カレー味で食欲増進！パンやごはんにのせても良し！レタスに巻いたりサラダにトッピングしたりアレンジも自在。

サバ缶 1缶

セロリ 1本

油 大さじ1

しょうが 1かけ

大豆水煮 　　 150g

しょうゆ 大さじ1

カレー粉 大さじ2

砂糖 大さじ1

1．生姜はすりおろし、セロリはみじん切りにする

2．フライパンに油をひき、1がしんなりするまで炒める

3．サバ缶を汁ごとフライパンにいれ、調味料をすべて加える

4．大豆の水煮の水を切ってフライパンに加え、汁気が飛ぶまで火にかける。そぼろ状になったらできあがり

エネルギー136キロカロリー　たんぱく質10.7g　食塩相当量0.9g　

暑さで食欲が減退し、栄養バランスが偏った食事が続くと“夏バテ”を招きます。夏バテからくる栄養不足に補いたい栄養素は、「たんぱく質」「ビタミンB群」です。
「たんぱく質」：筋肉の構成に必要。フレイル予防のためにはしっかり摂りましょう。

「ビタミンB群」：疲労回復効果が期待できます。豚肉やうなぎなどにも含まれています。

　　　今回のレシピでは、「大豆」「サバ」から「たんぱく質」「ビタミンB群」が摂取できます！

フレイルは特に高齢者が陥りやすい

多くの高齢者がフレイルの段階を経て要介護状態になることが分かっています。

お知り合いで

「最近、お買い物に行けなくなったようだ」「最近、痩せたようだ」など

些細な変化を感じた人がいたら、見逃さず声掛けをしましょう！

　

　　　　　　　　　栄養に関する問い合わせ、ご相談は健康づくり室まで