ナラ枯れ被害

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ページ番号1007591  更新日 令和3年4月1日

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ナラ枯れ被害

ナラ枯れ
ナラ枯れ被害の様子

 近年、ナラ・カシ・シイ類の樹木が枯死する「ナラ枯れ被害」が静岡県内各地で確認されています。当初、静岡県西部で多く見られた被害は徐々に県東部方面へ拡大しており、南部から始まった伊豆地域での被害も北上傾向です。また、神奈川県西部でも被害が発生しており、本市を含め近隣市町でもコナラを中心に被害が確認されています。

被害の原因

カシノナガキクイムシ
カシノナガキクイムシ(左:オス 右:メス)

「カシノナガキクイムシ(通称:カシナガ)」という虫が、ナラ・カシ・シイ類の樹木に穴を開けて侵入し、体に付着した「ナラ菌」が幹の道管内に入り込み通水機能が失われ樹木が枯死してしまいます。

 

 

 しかし、コナラの場合ナラ菌に感染すると2~3割が枯死しますが、残りの7~8割は生き残ります。カシナガが侵入しても多くが生き残るので、その地域の森林を絶滅させるような被害が発生するものではなく、3~5年程度で終息すると言われています。

被害対策

 主な被害対策は伐倒駆除や予防剤注入です。伐倒駆除は、丸太を破砕しチップにする方法と、丸太をビニールシートで被い、薬剤でくん蒸する方法があります。予防剤注入は、幹に穴を開けて薬剤を注入し、ナラ菌の繁殖を防ぎます。

 現在、熱海市では職員による巡回や市民の方からお寄せいただく情報により状況把握に努め、静岡県と情報を共有しているところです。

 ナラ枯れについては、本市のみならず広域的な対策が必要と考えるため、引き続き専門的な知見を持つ県担当部署と連携して、今後も情報収集に努め、ナラ枯れ対策について検討してまいります。

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このページに関するお問い合わせ

観光建設部 観光経済課 農林水産室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6215 ファクス:0557-86-6199
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