化学物質過敏症について

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ページ番号1016164  更新日 令和6年6月25日

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化学物質過敏症について

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症は、ごく少量の化学物質にでも過敏に反応するアレルギー疾患に似た疾患ですが、それだけでなく、低濃度の化学物質に繰り返しさらされる事で体内に蓄積し、慢性的な症状がでるという中毒性疾患に近い症状も兼ね備えています。

化学物質過敏症は未解明の部分が多い疾患ですが、このようにアレルギー性と中毒性の両方にまたがる疾患、あるいはアレルギー反応と急性・慢性中毒の症状が複雑に絡み合っている疾患であると考えられています。発症に至る詳しいメカニズムは分かっていません。

いったん発症すると、たとえ微量であっても化学物質に再び触れることで、身体がその物質に過敏な反応を示すようになり、体調不良になります。重症化すると仕事や家事ができないなど、日常生活も営めなくなることがあります。
しかし最初から化学物質が駄目だったわけではなく、匂いなどの成分に触れるうちに、ある瞬間から今まで嗅いだり触れたりしていた芳香剤や柔軟剤などに対して突然反応するようになります。また4割の方は、電磁波にも過敏になり、家電製品の使用が困難になることもあります。

主な症状

主な症状としては、頭痛やめまい、吐き気、倦怠感などがみられますが、それ以外にも気分が悪くなって我慢できなくなるほか、精神不安定なども起こります。匂いに触れるだけでつらい思いをしたり、調子が悪くなるという病気なので、検査では身体の異常はなかなか現れません。

<代表的な症状>

・頭痛、めまい 

・のどの痛み、口の渇き     

・動機、息切れ、呼吸困難

・疲労感、脱力感、    

・筋肉痛、関節痛        

・吐き気、下痢、便秘

 など、さまざまな症状があります。

 

私たちにできること・配慮も大切

1.症状がある人ができること

症状がある人の対策としては、まずは原因物質から離れることが一番です。匂いで体調不良を起こすのであれば、なるべく香料を含む日用品を使わない生活をする、マスクをする、人が集まるところに行かないなど、とにかく原因物質を避ける、触れないことが大事です。

2.周囲の人が気をつけること

自分が特に問題と感じないわずかな匂いや化学物質であっても、つらい症状が出て外出もままならない人や、逆に自宅にいることすらできない人もいます。

電車やバスでは、化粧品や香水などの匂いを強く感じ、乗れない人もいます。本人の努力だけではどうにもならないことが多いので、家族など身近な人たちは、症状があるということを理解しましょう。
日常的に使う洗剤などを無香のものに変えていく工夫も一つの方法です。

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康づくり課 健康づくり室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6294 ファクス:0557-86-6297
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