講座3.「世界の動き、横よみ・縦よみ・斜めよみ」講師:麻生雍一郎氏(ジャーナリスト・元読売新聞記者)紹介
講座紹介
米国でトランプ大統領の2期目の政権がスタートしたことで2025年の世界は大きな変動が起こりそうです。中東ではイスラエルとハマスの間で6週間の停戦が発効し、ウクライナの戦争も3年が経過してロシア、ウクライナの双方に“戦争疲れ”の空気が出てきました。トランプ氏は「馬鹿げた戦争はすぐやめよう」とロシア、ウクライナ双方へ呼びかけ、中国へも「停止へ向けて役割を果たせ」と注文を出しました。
一方でトランプ氏はWHOやパリ協定からの離脱を発表、またグリーンランドの買収やパナマ運河の管理権奪還、さらにカナダを「米国の51番目の州に」と発言するなど2025年は国際秩序や世界の地政学が変化する可能性があります。
こうした動きを伝える日本のメディアの報道はまだ座標の横軸(今、現在)に重きを置いていますが、ニュースの淵源まで遡る縦軸や各国の見方を加えた斜め軸の見方も求められます(寺田寅彦は「世界の万象を四元の座標軸の内に刻み込んで…」と書きました(随筆『春六題』)。この講座では2025年度、敢えて各回ごとのテーマを設定せず、講義の終了時に受講者の皆さんと「最新のホットニュース〇〇〇だ。次回はこれをメインテーマにしよう」と決め、講師も受講者も予習して、遠慮なく意見、コメントを出し合う対話形式のクラスをめざしたいと思います。
麻生 雍一郎 氏プロフィール
麻生 雍一郎(あそう よういちろう)
経歴
1942年東京都出身。
早稲田大学第一政経学部政治学科卒、65年読売新聞社入社。
78年シドニー支局長、87年シカゴ支局長。92‐97年読売アメリカ社社長。99年読売香港社社長。
2006年読売新聞社退社、2012年まで法政大学、上智大学兼任講師ほか日刊マニラ新聞セブ支局長、南日本新聞客員論説委員を兼務。
第一回サザンクロス賞(日豪交流ジャーナリズム賞)受賞。
著書に『オーストラリア未知未来の大陸』『オーストラリア歴史・地理紀行』など。
開催日
令和7年 5月20日(火曜日) 6月17日(火曜日)
7月15日(火曜日) 9月16日(火曜日)
10月21日(火曜日) 11月18日(火曜日)
令和8年 1月20日(火曜日) 2月17日(火曜日)
※第3火曜日
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