【令和2年度 旧日向別邸の保存修理工事について】
「 保存修理工事の進捗状況 」
保存修理工事の進捗状況についてお知らせいたします。(令和2年6月現在)


写真は上屋一階の玄関付近です。
過去に一回葺き替えられてたことがわかりました。

写真は、上屋二階の南面です。
銅板下地に繊維板が使われています。
右方の色が薄い部分は中古修理時の合板です。

写真は、上屋二階の南面です。
繊維板は一部を残して撤去しました。
中古修理の合板下地部分は、その下の野地板もかなり腐朽しています。

写真は、上屋平屋部分の北面です。
上方の桟瓦葺下地はルーフィングと土居葺です。
銅板葺との境が雨漏りにより腐朽しています。

機械挽きの杉板が、鉄釘で止まっています。

写真は、上屋一階の東面です。
雨漏り部分以外の野地板は、比較的状態が良いことが確認できたので、全面解体は取り止めることにしました。

写真は、上屋一階台所の北面です。
配管などにより内部の土壁(表面は砂漆喰塗)が破損しています。

既存壁が6~7cmと薄いため、補強壁の納め方に困難を伴います。
補強を行う場所ごとに慎重に検討を行っています。
保存修理工事の進捗状況についてお知らせいたします。(令和2年7月現在)




この部分は雨漏りがあり、以前も野地板が合板で修理されていました。

壁が薄いため、貫を避けるホールダウン金物を特注で製作する必要があります。
保存修理工事の進捗状況についてお知らせいたします。(令和2年8月現在)


既存のソケットも調整すれば再用可能とのことで、その方向で検討を進めます。

製作は困難をともないますが、試作などを行っています。

壁布はクリーニングにより、シミなどがかなり消え、全て再用可能な状態であります。



保存修理工事の進捗状況についてお知らせいたします。(令和2年9月現在)


保存修理工事の進捗状況についてお知らせいたします。(令和2年10月現在)


保存修理工事の進捗状況についてお知らせいたします。(令和2年11月現在)


いくつか色味を変えて製作し、違和感の少ない意匠になりました。



破損範囲が広い部分については、さらに色合わせをした糸・布で補います。
添付ファイル
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略図 (Jpeg 36.7KB)
熱海駅から旧日向別邸までの略図
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