伊豆湘南道路のまちづくり
静岡県と神奈川県を結ぶ
伊豆と湘南を結ぶ
豊かな広域圏の未来を道路で結ぶ
"伊豆湘南道路"
伊豆湘南道路とは
昭和38年頃から小田原沼津道路として検討されてきた構想を、静岡県東部地域と神奈川県西部地域を規格の高い自動車専用道路で結ぶ構想に改め、平成10年8月に、4市4町、議会及び商工会議所などの協力により「伊豆湘南道路建設促進期成同盟会」を立ち上げ、早期実現に向け、国や県に要望活動を行っています。
東名高速道路及び新東名高速道路が箱根の北側を通過していることに対し、伊豆湘南道路は箱根の南側を通過するもので、伊豆縦貫自動車道と連絡し、函南から熱海に抜けて小田原に至り、西湘バイパスや小田原厚木道路に接続する「第3の東名」と捉えています。
現状と課題
現状
- 県境の箱根山系を越える道路は急勾配・急カーブが連続し、国道1号(箱根峠 標高846メートル)は平均縦断勾配6%以上
- 冬季、凍結・積雪による交通障害
- 国道1号は静岡県側1日あたり約1万台、神奈川県側1日あたり約2万台の交通量。国道135号は共に1日あたり約2万台の交通量
- 国道135号の夏季シーズンの交通量は1日あたり約3万台、混雑時の平均速度は1時間あたり30キロメートル以下
- 県道11号熱海函南線(熱函道路)では平均勾配11%が続く区間あり、フェード現象による事故が発生
- 西湘バイパス小田原以西に位置する真鶴・湯河原への道路は渋滞が著しい
課題
- 交通アクセス不良のため、観光地である真鶴町・湯河原町・熱海市は観光入込が低下している
- 静岡・神奈川県境付近には雨量規制区間があり、豪雨時には約7万人以上が孤立する可能性あり
- 相模湾沿岸は、斜面崩壊・地滑りの危険区域あり
- 津波被害が想定されるが、代替道路がない



(国道1号 箱根関所跡付近)

(国道135号 熱海市渚町付近)

(国道135号 石橋料金所付近)

(熱函道路)

合流点の渋滞

(小田原市早川付近)

(湯河原町吉浜付近)
整備効果
物流の効率化、観光の活性化、広域的な都市間交流による新たな地域文化の創造及び雪害、地震の災害対策など、当圏域のさらなる発展に様々な分野で多大な貢献が図れます。
また、小田原~沼津間の所要時間も約82分から約39分へと大幅な時間短縮効果が発生しますので、首都圏及び静岡方面から伊豆・小田原・箱根地域の観光目的車両を分散させる効果が得られます。
(伊豆湘南道路整備に関する基礎調査(平成10年3月)より)
ストック効果
- 観光振興(入込増大)
- 観光周遊ルート(宿泊客数増加)
- 農業・漁業の振興→活性化(生産額増加)
- 物流の定時性の確保、配送圏域が拡大
交通機能の向上
- 時間距離の短縮
- 渋滞解消
- ネットワーク化
- 首都圏・関東圏・中京圏へのアクセス向上
- 交通の安全性、快適性の確保
防災機能の確保
- 緊急輸送路の確保
- 広域消防緊急搬送路
- くしの歯作戦の骨格道路
伊豆湘南道路建設促進期成同盟会
伊豆湘南道路建設促進期成同盟会は、静岡県東部地域と神奈川県西部地域を結ぶ規格の高い道路「伊豆湘南道路」建設の早期実現を期し、両県相互の振興発展を図ることを目的として、平成10年8月に発足しました。
主な事業
- 総会、役員会の開催
- 幹事会の開催
- 国、県及び関係機関への要望活動の実施
(国土交通省、国土交通省関東地方整備局、国土交通省中部地方整備局、静岡県庁、神奈川県庁など) - 当圏域における高規格道路の調査、分析及び広報活動
視察研修の実施
広域交通網に関する勉強会の実施
ホームページ、リーフレットによる情報発信 - その他、伊豆湘南道路の早期建設を実現するために必要な事業
会員
- 静岡県側
沼津市、清水町、長泉町、三島市、函南町、伊東市、熱海市、沼津商工会議所、清水町商工会、長泉町商工会、三島商工会議所、函南町商工会、伊東商工会議所、熱海商工会議所 - 神奈川県側
箱根町、湯河原町、真鶴町、小田原市、湯河原町商工会、真鶴町商工会、小田原箱根商工会議所
- 神奈川と静岡の県境をまたぐ道路(伊豆湘南道路)(小田原市)(外部リンク)
- 神奈川と静岡の県境をまたぐ道路(伊豆湘南道路)(神奈川県)(外部リンク)
- 神奈川と静岡の県境をまたぐ道路(伊豆湘南道路)(静岡県)(外部リンク)
このページに関するお問い合わせ
観光建設部 まちづくり課 都市計画室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6383 ファクス:0557-86-6416
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