熱海七湯めぐり

ページ番号1001823  更新日 平成29年3月27日

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湯の町情緒を今に伝える熱海七湯めぐり

日本屈指の温泉郷である熱海は、源泉の数も多く、その総湧出量は毎分17,085リットル(平成23年2月)を誇っています。この熱海温泉の歴史に重要な位置を占めてきたのが、『熱海七湯』と呼ばれる自噴の温泉で、熱海の名湯として知られ、大正年代にはまだ残っていました。(『続熱海風土記』)

平成9年に市制60周年事業の一環として、本市の温泉の歴史を築いてきた「熱海七湯」の再整備を行うことで、湯けむりを立ち上がらせ、情緒豊かな当時の熱海温泉の再現を図りました。

七湯は、お宮の松にほど近い熱海銀座近辺に散在していますので、七つの源泉をめぐり、『熱海七湯』にまつわる話と歴史にふれ、湯の町の情緒を楽しんでみてください。

※七湯は当時の温泉施設を復元したモニュメントで、自然湧出時代の痕跡はとどめていません。(入浴施設ではありません。)

大湯間欠泉(おおゆかんけつせん)

写真:間欠泉から湯気が立ち上っている様子

熱海の銀座通りの山側、湯前神社の左側手前にある『大湯』は、世界の三大間欠泉(他に、アメリカ・イエローストーン公園内オールドフェイスフル、アイスランド・グレートガイザー)の一つに数えられていました。大湯の噴出は、湯と蒸気を交互に激しい勢いで噴出し、地面が揺れるようであったといいます。大正時代初期までは、一定のリズムで規則正しく多量の熱湯を吹き上げる自噴泉でしたが、関東大震災(大正12年)後、噴出が衰え、昭和37年に人工的に噴出する間欠泉として再整備され、市の文化財として保存し現在に至っています。

所在地:熱海市上宿町3(ニューフジヤホテルアネックスと湯前神社の間)
問い合わせ:熱海市生涯学習課(電話 0557-86-6573)

河原湯(かわらゆ)

写真:河原湯

このあたりは当時、東浜とよばれ道もなく、石のごろごろした河原で、温泉が絶えず豊富に湧き出ている村人の入浴場でした。湯治客は大湯の源泉が主に使われ、ほかの源泉も限られた家のみが使用出来るお湯で、熱海村の村民や近郷の人達が自由に入浴できるのは、この『河原湯』だけでした。寛文6年(1666年)小田原城主稲葉美濃守が、村民のために浴室を設けて、その屋根を瓦葺としたため「瓦湯」と称したとも言われています。この湯は冷え性や神経痛やリューマチなどに効能があり、塩分が多く、人が入ると透明な湯が白く濁るほどであったといいます。

所在地:熱海市銀座町12(国道135号線上り沿い、熱海商工会議所近く)

佐治郎の湯・目の湯(さじろうのゆ・めのゆ)

写真:目の湯

昔の仲町、今の銀座町にあった医王寺の門前にあり、佐治郎という者の邸内にあったことから『佐治郎の湯』といわれました。また、この源泉は明治の頃は上杉助七という者の邸宅にあり、のち「新かど旅館」の所有になったので「新かどの湯」ともいわれていました。この湯は、塩分が少なく真湯に近いことから、火傷や眼病にもよく効くといわれ、別名を『目の湯』ともいいました。

所在地:熱海市銀座町10(銀座通り、スルガ銀行横)

清左衛門の湯(せいざえもんのゆ)

写真:清左衛門の湯

昔、農民の清左衛門という者が馬を走らせて、この湯壷に落ちて焼け死んだので、その名が付いたと言われています。明治までは、昼夜常に湧き出て絶えることがありませんでした。人が「清左衛門ぬるし」と大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。(続熱海風土記)現在は、湯けむりを上げる施設となり、温泉の風情が感じられます。

所在地:熱海市東海岸町1(古屋旅館玄関前)

風呂の湯・水の湯(ふろのゆ・みずのゆ)

写真:風呂の湯・水の湯

『風呂の湯』は、昔の坂町高砂屋(大木円蔵)の庭から湧き出ていました。今の福島屋旅館の西側です。この湯は外傷に良いといわれ、また、湯気の噴き出しが盛んで饅頭を蒸したり、酒を温めたりして販売をしていました。『風呂の湯』の1.5メートルほど東のところに塩分のない温泉も湧き出ていました。温度も低かったので「熱海史誌」には、淡白無味常水を温めるもののごとしとし、故に『水の湯』と名付くと記されています。
江戸時代には、『目の湯』をのぞいたものを七湯としていましたが、明治期になり、『水の湯』をのぞいたものを七湯と呼ぶようになったようです。

所在地:熱海市咲見町1(福島屋旅館前)

小沢の湯・平左衛門の湯(こさわのゆ・へいざえもんのゆ)

写真:小沢の湯から蒸気が立ち上っている様子

昔の小沢町、熱海温泉通りにある日本たばこ産業の前を入った市営温泉野中動力室付近に所在の、沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯を『平左衛門の湯』と呼んでいましたが、土地の人は小沢町にあったので『小沢の湯』とも呼んでいました。『清左衛門の湯』と同様、人が大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たと言われています。

『小沢の湯』では高温の蒸気を利用し、ゆでたまごを作ることが出来ます。ご利用の際は、生たまごをご持参いただくか、付近のお店でお買い求めください。

蒸気の吹き出し口は 大変高温となっておりますので、ご注意ください。

天候等により蒸気が減少し、ゆでたまごを作ることが出来ない場合がございますので、予めご了承ください。

所在地:熱海市銀座町14

野中の湯(のなかのゆ)

写真:野中の湯から湯気が立ち上っている様子

熱海の中心、銀座通り交差点四つ角より北1.2キロ程にある山を野中山といい、この麓、野中(現在の藤森稲荷一帯)辺り一帯では、泥の中に湯がブクブク噴いて、杖で突くと湧き出したといわれています。また、このあたりの土は丹(赤色の土)のようで、壁を塗る材料にしました。江戸時代までは、この『野中の湯』は、湧き出るところが浅かったので、あまり入浴には利用されなかったようで、そのため、湯をためる湯桝を設けなかったといわれています。

所在地:熱海市咲見町7(中銀ライフケア咲見 入口付近)

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