マダニが原因の感染症に注意しましょう。

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ページ番号1012792  更新日 令和5年10月20日

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熱海保健所管内で「日本紅斑熱」患者が確認されました。

令和5年10月20日発表分

熱海保健所管内在住の70歳代女性が、10月12日に熱海保健所管内の医療機関に救急搬送され入院し、翌日に亡くなりました。症状から、ダニが媒介する感染症の疑いがあるため、県環境衛生科学研究所で検査を行ったところ、日本紅斑熱の病原体遺伝子が検出され、10月18日に日本紅斑熱であることが確認されました。

(令和5年度発表分)日本紅斑熱・重症熱性血小板減少症候群

(令和4年度発表分)日本紅斑熱・重症熱性血小板減少症候群

1.マダニに咬まれないよう注意しましょう

 春から秋にかけてマダニの活動は盛んになる季節です。レジャーや農作業などで野山や草むら、畑などに入るとマダニに咬まれることがあります。マダニが病原体を保有していると咬まれた人が「日本紅斑熱」、「重症熱性血小板減少性症候群(SFTS)などの感染症にかかる危険性があります。これらの疾患にかからないようにするために、野外でのマダニ対策が重要です。

2.日本紅斑熱・重症熱性血小板減少性症候群とは

<日本紅斑熱>

「日本紅斑熱リケッチア」という病原体を保有するマダニに咬まれることで感染し、人から人に感染して広がるものではありません。マダニに刺されてから2日から8日の潜伏期間の後、高熱、発疹が現れ、重症化した場合には死に至ることもあります。
 

<重症熱性血小板減少性症候群>

SFTSウイルスを保有するマダニに咬まれていることで感染し、人から人へ感染して広がるものではありません。マダニに咬まれてから、6日から14日の潜伏期間の後、発熱、消化器症状などが現れ、重症化した場合には死に至ることもあります。

3.予防方法

(1)マダニに刺されないようにしましょう

  • マダニの活動が盛んな、春から秋にかけて注意が必要です
  • レジャーや農作業などで、野山や草むら、畑などに入る場合は、帽子、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくしてください

(2)外で過ごしたら、マダニに刺されていないか確認しましょう

  • マダニに刺された場合は、数日間、体調の変化に注意しましょう
  • 発熱などの症状が見られたら、早めに医療機関を受診し、マダニに刺された可能性があることを伝えましょう。

イラスト:マダニ

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康づくり課 健康づくり室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6294 ファクス:0557-86-6297
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。