不祥事再発防止報告書について
概要
平成28年10月28日、不適切な事務処理により、横領等の行為を行っていた本市職員を懲戒免職処分とする不祥事事案を公表しました。この職員が引き起こした横領等の事件は、法を犯してはならない立場にある公務員としてあるまじき行為であります。
熱海市役所として、このような不祥事を起こし、市民及び関係者の皆様の信頼を裏切ってしまったことを重く受け止め、こうした事案が二度と起こらないよう、再発防止策を講じ、市民の皆様の信頼回復に努めるため、平成28年11月2日に副市長を委員長とする職員不祥事再発防止委員会を設置しました。
同委員会において事件の全体像の把握、業務フローの検証等を行ったところ、業務フロー等が活用されず職員の判断による処理がされているなどの課題を把握しました。それらの課題の早期解決と他の公金等取り扱い業務において同様な事件が発生しないよう、特に、社会福祉課生活保護事務の検証、過去の再発防止策の検証と公金等の取り扱い状況を重点的に検証し、公金横領等の再発防止に向けた対応策を検討したものであります。この検討に際しては、アドバイザーとして、弁護士及び公認会計士を迎え、熱海市役所内の検討にとどまらず、第三者からの意見を踏まえたものとしました。
今後は、職員一人ひとりがこの事件を深く胸に刻み、法令を遵守し、職務を遂行していくことを徹底するとともに、策定した再発防止アクションプランに市役所一丸となって取り組み、市民の皆様の信頼回復に向けた努力を積み重ねていきます。
再発防止アクションプラン
今回の不祥事及び過去の再発防止策の不徹底は、二度と繰り返してはならないという決意の下、今回の不祥事の検証及び過去の再発防止策の再検証を踏まえ、新たに再発防止策(再発防止アクションプラン)を策定しました。
(1) 公金等の取り扱いに関する庁内ルールの策定
1. 業務フローのモニタリング
2. 外郭団体等の資金管理の適正化
3. 各課所有及び会計課の金庫の管理に係るルール整備
4. 厳格な現金の取り扱い
(2) 不正を起こさない人づくり・組織づくり
1. 組織風土改革の実施
2. 熱海市職員倫理規程の見直しと熱海市職員コンプライアンス基本方針の策定
3. 人事評価の仕組みの活用
4. 定期的なジョブローテーションの確立
5. 定期的なアンケート実施による不正の内部牽制
6. コンプライアンス研修等の実施
(3) 継続的なモニタリングの実施
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