熱海市の死亡率の推移

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ページ番号1001104  更新日 平成29年3月13日

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平成22年の熱海市の死亡率(全死因)は人口千対16.8人で、全国平均の9.5人、静岡県の9.7人を大きく上回っています。必然的に高齢化率が高い都市ほど、死亡率が高い傾向にありますが、その詳細を見ることで高齢化だけの要因でないことがわかります。

死亡率の推移

熱海市の人口千人あたりの死亡率は、16.80人(平成22年)。

グラフ:県下23市の死亡率の推移

静岡県23市の死亡率の推移をみると、熱海市の高さがよくわかります。熱海市のほかに死亡率の高い都市は、下田市(15.33人)、伊豆市(14.42人)、伊東市(13.28人)の順で伊豆地域の都市が並んでいます。

一方、死亡率が低い都市は、裾野市(7.21人)、御殿場市(8.16人)、袋井市(8.90人)の順。

この数字は、年間の死亡者数を人口で割ったもので、高齢化率が高い都市は、死亡率も高くなることから、これによって健康指標とはなりません

グラフ:県下23市の死因別死亡率

働き盛り世代の死亡率について

高齢化率の高さは死亡率に大きな影響をあたえます。熱海市の死亡率の特徴をつかむために、高齢化率の影響を排除するため、働き盛り世代(40~64歳)の死亡率について調べました。

結果、熱海市は「全死因」で最も高い数字となりました。とくに「肝疾患」、「脳血管疾患」による死亡率は、他の都市と大きく差が出ています。

グラフ:40-64歳 県下23市死亡率比較

表:40~64歳 県下23市死因別死亡率比較

  • 熱海市の死亡率は、県下で最も高い
  • 高齢者だけでなく、働き盛り世代でも同様

死亡率からは、生活習慣病対策が必要な世代(40~64歳)の死亡率の高さが平均寿命に影響があり、これら世代の健康増進施策の充実が求められます。

各種健診(がん検診)の受診率

死亡率や平均寿命の指標を改善するためには、まずは自らの健康状態をチェックし、病気などの早期発見・早期治療を行うことが重要です。

しかし、熱海市の現状では、がん検診の受診率が必ずしも高くなく、受診率向上のための取組が求められます。

グラフ:胃がん検診受診率 県下23市比較

グラフ:子宮がん検診受診率 県下23市比較

全国の都市と比較できるよう算定した「推計対象者による検診率」(厚生労働省算出)によれば、「肺がん検診」を除く「胃がん健診」、「大腸がん検診」、「子宮がん検診」、「乳がん検診」の各検診率は静岡県都市部の最下位となっています。

習慣的喫煙率の高さ(特定健診データによる生活習慣)

熱海市国民健康保険加入者による特定健康診査のデータから、メタボや高血圧症、糖尿病、習慣的喫煙の状況をみると、男性では、「糖尿病有病者」、「習慣的喫煙者」が、女性では「肥満者」、「習慣的喫煙者」が静岡県の平均にくらべ有意に高いレベルにあります。

グラフ:特定健診データに基づく生活習慣等の標準化該当比(男性)

グラフ:特定健診データに基づく生活習慣等の標準化該当比(女性)

なかでも、悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患など多くの疾病との因果関係があるとされる「習慣的喫煙率」は、男女とも高く、とくに女性の喫煙率は県下で圧倒的に高い割合となっており、禁煙への取組等がその改善に期待されます。

グラフ:特定健診データに基づく習慣的喫煙者該当比

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康づくり課 健康づくり室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6294 ファクス:0557-86-6297
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。